パリ協定の下で、各締約国が自ら決めて国連に提出する温室効果ガスの削減目標と、その達成のための対策である。5年ごとに提出し、新しい NDC は前の NDC より野心的にすることが求められる。2025年は2035年を目標年とする第3世代の NDC(NDC 3.0)を出す年とされた。
UNFCCC が2025年10月に公表した統合報告書は、9月30日までに出された64か国の新しい NDC を分析した。COP30 直前の11月10日の更新版では、11月9日までに提出した113の締約国(2019年の世界の排出量の約69%)の NDC を合わせると、2035年の排出は2019年比で約12%減るとし、削減は進んでいるが加速が必要だとした。
日本は2025年2月18日に新しい NDC を閣議決定して国連に提出した。2013年度比で2035年度に60%、2040年度に73%減らす目標で、2030年度46%減から2050年ネットゼロへの直線的な経路上にあるとしている。同じ日に地球温暖化対策計画、GX2040ビジョン、第7次エネルギー基本計画も閣議決定された。
出典: UNFCCC「Update to NDC Synthesis Report shows the emissions curve is being bent downwards」(2025)、日本政府「Japan's 2035/2040 NDC」(2025)