ロシアのウクライナ侵攻を受けて、欧州委員会が2022年5月18日に発表した計画。省エネ、エネルギーの調達先の多様化、再生可能エネルギーの導入の加速を柱に、ロシア産の天然ガス・石油・石炭への依存をできるだけ早くなくすことをめざした。
水素では、2030年までに域内で再エネ由来の水素を1000万トン生産し、さらに1000万トンを輸入する目標を掲げ、産業や交通で天然ガス・石炭・石油の代わりに使うとした。これらは法的な義務ではない目標で、利用の義務は改正再生可能エネルギー指令(RED III)で定められた。
2025年には、ロシア産ガスの輸入を段階的に止めるための工程表が示され、規則(EU) 2026/261として2026年2月3日に発効した。短期契約のLNGは2026年4月25日、短期契約のパイプラインガスは6月17日、長期契約のLNGは2027年1月1日、長期契約のパイプラインガスは原則2027年9月30日(貯蔵の目標が満たせない場合は11月1日)までに輸入を禁じる。
出典: European Commission「REPowerEU」、European Commission「REPowerEU: A plan to rapidly reduce dependence on Russian fossil fuels」(2022)、European Commission「EU takes the next step towards energy independence from Russia」(2026)