米国の2021年のインフラ投資・雇用法にもとづき、エネルギー省(DOE)が水素の製造・輸送・利用を一つの地域にまとめた拠点を作る事業。2023年10月13日にカリフォルニア(ARCHES)・太平洋岸北西部(PNWH2)・アパラチア(ARCH2)・メキシコ湾岸(HyVelocity)など7つを選び、合計最大70億ドルの支援を示した。事業者側の負担を含めると400億ドルを超える計画とされた。
2024年に各ハブと計画・設計段階の契約が結ばれ始めたが、2025年に政権が代わると補助金の見直しが進んだ。2025年10月、DOEはカリフォルニアのARCHESと太平洋岸北西部のPNWH2への支援(最大22億ドル)を打ち切った。ARCHESは同州でのハブの計画を見合わせた。
残る5つのハブについても打ち切りが報じられたが、DOEは約2,200件の事業の見直しのあと、2026年4月にアパラチアなど5つのハブへの支援を維持する一覧を示したと報じられている。ただし契約の変更や資金の支払いは進んでおらず、アパラチアのハブではCNXが計画から抜けるなどの動きもある。
出典: DOE 事業実証局「DOE Selects America's First Clean Hydrogen Hubs」(2023)、Hydrogen Insight「US Department of Energy retains billions of dollars of funding for five Regional Clean Hydrogen Hubs」(2026)、Spectrum News「Appalachian Hydrogen Hub to stay fully funded, despite stalled progress」(2026)