トップ / ニュース / サステナビリティ / IMO、CO2の海洋貯留を評価する枠組を採択 海洋アルカリ度増強など3技術が対象
サステナビリティ
IMO、CO2の海洋貯留を評価する枠組を採択 海洋アルカリ度増強など3技術が対象
国際海事機関が海洋へのCO2貯留技術を対象とする評価枠組を採択し、海洋アルカリ度増強など3技術が対象となった。
BLUE NOVA編集部

Sustainable Japan
国際海事機関(IMO)は、二酸化炭素(CO2)を海洋に貯留する技術を評価するための枠組みを採択した。対象には海洋アルカリ度増強などの3技術が含まれる。CO2の海洋貯留は、海に溶けたCO2を長期間閉じ込める方法として研究が進められてきた技術である。
海洋アルカリ度増強は、海水のアルカリ度を高めてCO2を海水中に取り込みやすくする手法である。海水が酸性に傾くことを抑えつつ、大気中のCO2を海に吸収させることを狙う。残りの2技術も同じく評価の対象に含まれる。
評価枠組は、新たな技術を実施する前に環境へのリスクや効果を評価する手続きを定めるものである。どの技術を対象とし、どのような情報を示すかを明確にすることで、各国や事業者が同じ基準で判断できるようになる。
CO2の海洋貯留には、貯留量の測定、海洋生態系への影響、長期的な安定性などの論点がある。これらを確認する仕組みがなければ、削減効果の信頼性が問われる。枠組みの採択は、その検討を国際的な制度に組み込む一歩となる。
海運分野では、IMOが温室効果ガス削減の国際的な規制を進めており、海洋を活用したCO2対策への関心も高まっている。海運業界にとっても、CO2の海洋貯留がどの程度の効果を持つかを判断する材料となる。
今後の注目点は、評価枠組に基づいて個別の技術がどのように審査されるか、また海洋での実証事業が枠組みの下で進むかどうかである。環境への影響を慎重に確かめる姿勢が、技術の普及の前提となる。
BLUE NOVAの見方
IMOによる評価枠組の採択は、海洋を使うCO2対策を国際的な共通基準で評価する段階に入ったことを示す。陸上の炭素除去技術と比べ、海洋は広い面積を持つ一方で、生態系への影響が読みにくいという課題がある。今回の枠組みは、技術の効果とリスクを同じ物差しで比べられるようにする点で意味がある。実際の普及は、個別の技術の審査と実証の結果次第であり、今後の議論を追う必要がある。
出典・詳細 Sustainable Japanの記事を読む
この記事は、配信元の報道をもとにBLUE NOVA編集部が書いています。AIを記事の執筆の補助で使用しています。詳しい内容は出典の記事をご確認ください。
「脱炭素 本」の関連商品
PRこのセクションはアフィリエイト広告(楽天アフィリエイト、Amazonアソシエイトなど)を含みます。価格と在庫はリンク先で確認してください。
関連記事
サステナビリティの一覧PR TIMES
プチプチ、リサイクル原料のマスターバッチを開発し一部製品に採用
プチプチ株式会社が理研ビタミンと共同で、リサイクル原料を使ったマスターバッチを開発した。2026年4月から一部製品に使われている。
BLUE NOVA編集部
PR TIMES
理研ビタミンがプチプチと再生原料を使ったマスターバッチを共同開発した
リサイクル原料を使うマスターバッチを両社が共同開発し、2026年4月からプチプチの一部製品に使われている。
BLUE NOVA編集部
PR TIMES
紙リサイクルを「知る」から「行動する」へ 令和8年度セミナー開催
古紙再生促進センターが2026年10月16日に東京都千代田区でセミナーを開き、雑がみの分別と市民の行動変容を議論した。
BLUE NOVA編集部
PR TIMES
ニチモウ、国内初の海外まき網船向け再生ポリエチレン漁網を納入
廃棄漁網を再生した「R&B再生ポリエチレン網」を、大洋エーアンドエフの第三ふじ丸へ納入したと発表した。
BLUE NOVA編集部



