Journal世界の水素・持続可能性ニュース

トップ / ニュース / クライメートテック / マツダ、藻類バイオ燃料で走行時にCO2回収 30年代実用化目指す

クライメートテック

マツダ、藻類バイオ燃料で走行時にCO2回収 30年代実用化目指す

マツダは藻類から作るバイオ燃料を使い、走行時のCO2を回収する技術の2030年代の実用化を目指す。

BLUE NOVA編集部

Read in English

マツダ、藻類バイオ燃料で走行時にCO2回収 30年代実用化目指す
AI生成イメージ(Google Gemini)

朝日新聞

マツダは、藻類を使ったバイオ燃料の活用や、走行時に排出されるCO2を回収する技術を2030年代に実用化することを目指している。脱炭素の手段としてEVだけに頼らない選択肢として示された取り組みである。

藻類は光合成によって大気中のCO2を取り込み、体内に油分を貯める生物である。その油分を燃料の原料に使うのがバイオ燃料の基本的な考え方であり、燃やしたときに排出されるCO2を、もともと植物などが吸収したCO2で相殺できるとみなされる点が特徴である。

今回の構想では、藻類由来の燃料を車両で使い、走行中に出るCO2を回収する仕組みが示されている。排出を減らすだけでなく、回収するという発想が含まれる点が、一般的なEVの説明とは異なる。

脱炭素をめぐっては、電気自動車(EV)の普及が中心的な論点になってきた。一方で、既存の内燃機関を使う車両や、燃料そのものを見直す方法も検討されている。今回の取り組みは、電動化以外の道を探る流れの一つとして読むことができる。

バイオ燃料は、原料の確保や製造にかかるエネルギー、製造コストなどが課題になりやすい。藻類は広い土地や水を必要とせず育てられる可能性がある一方で、大量に安定して生産する技術の確立が求められる。

車両からCO2を回収する技術は、回収したCO2の保管や利用の方法まで含めて考える必要がある。どの段階までを車両で行い、どこから先を別の設備に任せるのかによって、全体の仕組みは大きく変わる。

今後は、藻類の培養や燃料化の技術、車両への組み込み方、回収したCO2の扱いなどが注目点となる。2030年代という実用化の目標に向けて、研究の進展と実証の内容が問われる。

脱炭素の選択肢は一つではなく、地域の事情や車両の使われ方に応じて複数の方法が併存すると考えられる。今回の取り組みは、その多様性を示す事例として位置付けられる。

BLUE NOVAの見方

自動車の脱炭素はEVへの移行が注目されてきたが、今回の取り組みは燃料の側から排出を減らす道を示した点に特徴がある。藻類由来のバイオ燃料は、燃やすときに出るCO2を植物が吸収したCO2で相殺できると考えられるため、燃料の選び方によって排出の見方が変わる。さらに走行時にCO2を回収するという発想は、排出を抑えるだけでなく、排出されたものを集める仕組みを車両に組み込む点で新しい。ただし、藻類の大量生産やコストの見通しは今後の課題である。読者は、EVを含めた複数の脱炭素の道筋が並行して検討されている現状を踏まえて、この取り組みを見るとよい。

出典・詳細 朝日新聞の記事を読む

この記事は、配信元の報道をもとにBLUE NOVA編集部が書いています。AIを記事の執筆の補助で使用しています。詳しい内容は出典の記事をご確認ください。

「脱炭素 本」の関連商品

PR

このセクションはアフィリエイト広告(楽天アフィリエイト、Amazonアソシエイトなど)を含みます。価格と在庫はリンク先で確認してください。

楽天市場で探すAmazonで探す