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ニチモウ、国内初の海外まき網船向け再生ポリエチレン漁網を納入
廃棄漁網を再生した「R&B再生ポリエチレン網」を、大洋エーアンドエフの第三ふじ丸へ納入したと発表した。
BLUE NOVA編集部

PR TIMES
ニチモウ株式会社(本社:東京都品川区)は2026年10月14日、海外まき網漁業で用いるポリエチレン製漁網として国内で初めて、再生漁網を大洋エーアンドエフ株式会社(本社:東京都港区)の船「第三ふじ丸」へ納入したと発表した。製品は同社の「R&B(Recycle & Black)再生ポリエチレン網」である。
同社は使用済みの廃棄漁網を漁業者から回収し、素材ごとに分別と洗浄を行う。その後、加熱と整形でペレット化し、紡糸と原糸製造の工程を経て漁網に再生する。再生した素材は製品の約10%程度に使われる。
海外まき網漁業は、マグロやカツオ類を主な漁獲対象とし、世界の水産物供給で重要な役割を担う。一方、水揚げ量が大きい分、まき網用の漁網は製造時の石油使用量が多く、使用後の処分の手間とコストも大きい。不法投棄による海洋汚染も問題視されている。
同社は廃棄漁網のリサイクルに長年取り組んでおり、再生製品の用途を広げてきた。これまでに岩手県久慈市などで、養殖生け簀に再生網を導入した実績がある。今回の納入は、その用途を海外まき網船へ広げた事例となる。
漁網のリサイクルには、廃棄物を同じ用途の製品に戻す水平リサイクルと、別の用途に使うダウンサイクルがある。廃棄漁網を再び漁網として使う水平リサイクルは、資源を循環させる手法として位置づけられる。
海洋プラスチック問題では、漁具が海に流出して残る「ゴーストギア」が課題になっている。使用後の漁網を回収して確実に再生する仕組みは、流出の抑制につながりうる取り組みである。
今後は、再生漁網がほかの漁船や漁業の種類へどの程度広がるかが注目点となる。再生素材の割合と製品の実績が、今後の展開の判断材料になる。
BLUE NOVAの見方
廃棄漁網を同じ用途の漁網に戻す水平リサイクルは、漁業で発生する廃棄物を資源として循環させる取り組みを示す。海外まき網船への納入が国内初となったことは、大規模な漁業でも再生素材を使える道筋が見えたことを意味する。一方で、再生素材の割合が約10%程度にとどまる点は、循環の度合いを正しく見る必要があることを示す。漁具の回収と再生の仕組みを整えることは、海洋ごみを減らす現実的な手段として注目される。
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この記事は、配信元の報道をもとにBLUE NOVA編集部が書いています。AIを記事の執筆の補助で使用しています。詳しい内容は出典の記事をご確認ください。
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