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Q.ENESTホールディングスが初の系統用蓄電所で需給調整市場へ参入する

同社は系統用蓄電所を活用し、電力の需給バランスを保つ需給調整市場に新たに参入したと発表した。

BLUE NOVA編集部

Q.ENESTホールディングスが初の系統用蓄電所で需給調整市場へ参入する
写真はイメージ / 写真: Yan lance / CC0 / Wikimedia Commons ライセンス

Dellows News

Q.ENESTホールディングスは、同社として初めてとなる系統用蓄電所を活用し、電力の需給調整市場へ参入したと発表した。系統に接続された蓄電設備を用いて、需給の変動に応じて出力を調整する取り組みとなる。

同社は再生可能エネルギーに関わる発電や蓄電の事業を手がける企業グループである。今回の参入により、発電事業に加えて系統の安定に寄与する電源としての役割を広げる。

需給調整市場とは、電力の供給と需要のずれを短時間で埋めるために、送配電事業者が調整力を調達する市場である。系統の周波数を一定に保つことが主な目的で、発電機や蓄電池が応動することで取引が成立する。

蓄電所は電気をためておき、必要な時間帯に放電できる設備である。発電量が需要を上回る時間帯の余剰電力を吸収し、不足する時間帯に供給することで、再生可能エネルギーの出力変動を和らげる手段として注目されている。

日本では2021年に需給調整市場が開設され、周波数調整に応じられる電源の範囲が広がってきた。蓄電池は応答速度が速いため、こうした市場で扱いやすい電源として位置づけられている。

蓄電所の収入は、市場で取引される調整力の対価を中心に構成される。電気の売買による差益とあわせて収益を得る形となる。一方でコストは蓄電池本体、系統接続工事、保守が中心で、初期投資の回収には運転実績の積み重ねが欠かせない。

今後の注目点は、同社が蓄電所の運転を通じて市場での取引量や収益の構造をどのように変えていくかである。今後どの規模で蓄電所を展開するかも焦点となる。

BLUE NOVAの見方

系統用蓄電所による需給調整市場への参入は、再エネの普及が進むなかで電力系統の安定を支える仕組みが実用段階に入りつつあることを示す動きである。蓄電池は発電量の変動を吸収し、供給の余裕を生み出す役割を担うため、太陽光や風力の導入拡大と並行して需要が高まると見られる。今回の参入は、発電事業者が蓄電を組み合わせて収益源と系統貢献を両立させる一つの例となる。今後は実際の取引実績や設備の稼働状況が、同種の事業者にとっての判断材料になるだろう。

出典・詳細 Dellows Newsの記事を読む

この記事は、配信元の報道をもとにBLUE NOVA編集部が書いています。AIを記事の執筆の補助で使用しています。詳しい内容は出典の記事をご確認ください。

この記事の用語

需給調整市場
電力の需給を秒〜時間単位で合わせる調整力を取引する市場。

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